2006 / 01
≪ 2005 / 12 1 2 3 4 5 6 78 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30 31 - - - - 2006 / 02 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


1月27日はモーツァルトの誕生日。googleがモ-ツァルト仕様になっていたので思い出したのですが。同じ日に生まれたラロの立場は・・・そもそもモーツァルト生誕250年なのだけど、ショスタコーヴィッチ生誕100年、これはモーツァルトには負けているとはいえ、認知度が高そうですが、パッヘルベル没後300年、シューマン没後150年はどうなのだろう・・・  (MF)

スポンサーサイト

BBC4のThe Mozart Effectでは、9000ヘルツ以下をフィルターしたら、まともな音楽が残ったのはモーツァルトだけだった、他の作曲家ではほとんど何も残らない、などと言っていました。
そんなわけ無いだろうと疑り深い私は、自分のPCで9000Hz以下の音にフィルターをかけて聴いてみました。(^^;)
やっぱりね。モーツァルトじゃなくても、リヒャルト=シュトラウスでもメンデルスゾーンでも、高音域を使っている曲は、ちゃーんとそれっぽい音楽は残ります。モーツァルトだって、低音域部分ではほとんど何も残らなくなります。まあ当たり前ですけど。素直な人は、BBC4を聞いて、高周波はモーツァルトしか出ないんだ、って信じちゃうかもしれない。

モーツァルトだろうとなかろうと、楽器の出す音の周波数分布は楽器と演奏者と実音と音色(奏者は曲想によって意図的に音色を変えますが、音色の変化は倍音成分の変化によってもたらされる)によって大体決まります。あと、複数の音の共鳴によって特定の周波数が増強されたりします。
モーツァルトは楽器編成や音域では際立って高音域を多用しているわけではなく、むしろ近現代の作曲家に比べれば楽器の最高音域はあまり使っていません。
・時代の特徴として低音域の楽器編成が薄い
・オーケストラ曲で言えば、第一ヴァイオリンが旋律をとる事が多いので、旋律が高周波に偏りやすい
といったことが「モーツアルトに高周波が多い」理由なのでは。だったら別にMozartでなくても、そういう特徴を備えた曲なら良いわけですね。

でも、高周波だけがファクターではなく、リズムやテンポも影響があるといわれているんですよね。トマティス博士によれば、モーツァルトのリズムは、脳細胞のリズムと同期が取れているとか・・・。
でもモーツァルトだっていろんなリズムやいろんなテンポがあるし。それは他の作曲家も同じだし。

モーツァルトももちろん大好きだけど、他にも大好きな曲や作曲家がたーくさんある私としては、モーツァルトだけ特別、って言われると、ちょっと反抗したくなっちゃうんですよねー。  (MF)

脳出血で重体に陥っているイスラエルのシャロン首相も、モーツァルトを聴かされているらしく、これで奇跡の回復が見られれば、またまたモーツァルト効果を証明する逸話として伝えられていくのでしょうか。

報道によれば、家族の語りかけ、大好きな肉料理をそばに置く、昔の交信記録を聞かせる、など様々な試みがされているようで、脳波に変化があったとか伝えられていますが、「病気の回復には肉のにおいがいい!」といった説が生まれるとは思えません。

1993年のNatureの記事発表以降、「モーツァルト効果」への反論や否定論も多数あったものの、その後の調査研究で精神的、医学的見地からもクラシック音楽、とりわけモーツァルトの音楽のヒーリング効果、集中力を高める効果、脳の機能を高める効果、病気の治癒力を向上させる効果が数多く報告されています。

★出生時のショックから赤ちゃんを早期回復させ落ち着かせるために、新生児室にモーツァルトを流す産院もある
★集中治療室の未熟児にモーツァルトを聞かせたところ体重の増加が促進され生存率が高まり早期退院が可能となった
★アルツハイマー患者にモーツァルトを聞かせたところ空間的・社会的認知力が向上した
★てんかん症患者の発作を抑える効果もあった
★絶望的な昏睡状態にあった患者にモーツァルトのクラリネット五重奏を聞かせたところ15分ほどで生体反応の改善が見られ、翌日には昏睡状態から回復した。(BBC4 "The Mozart Effect"

等、モーツァルト効果の例は枚挙に暇が無いものの、たとえば人的コミュニケーション等、他の要因の影響を否定できないのと、何よりも、こういったケースでは他の曲を試みることは少ないのでは。昏睡状態の病人にストラヴィンスキーの「春の祭典」やマーラーの「悲劇的」を聞かせてみようとはあまり思わないわけで、やっぱり聴かせるならモーツァルトだろう、ということでやってみたら、あれれ良くなったよ、やっぱりモーツァルトだね!って短絡的な例が多いのではないかなあ・・・。

BBC4のThe Mozart Effectというラジオ番組では、聴覚・視覚障害、自閉症、てんかん症などの子供に対してモーツァルトを聞かせたところ、「即座に子供の様子が変わった。集中し、落ち着いた。作業が丁寧に、生産的になった。やり遂げようとする姿勢が見られた。」という話が披露されており、この例では、「魔笛」序曲を使って、テンポを変えてみたり、リバース(曲を反対から後ろ向きに流す!!私は頭が狂いそうになった)してみたりしても効果は同じだったそうですが、高音域に周波数フィルターをかけた場合には反応が現れなくなったとか。やはり高周波ね、という結論になっていました。

なお、ここでは、1993年の実験で用いられた「2台のピアノのためのソナタK448」は効果が無く、ピアノや声楽を含まないオーケストラ曲だけが効果を示したという話で、またまたよく分からなくなってしまいます。

高周波?楽器の出す音のフォルマント(基音倍音の周波数分布)は演奏者と使う楽器と実音が同じであれば大体同じだろうし、モーツァルトは他の作曲家より特に高音域を多用しているわけでもなく、楽器編成上の特長として、この時代は低音域のトロンボーンやチューバやコントラファゴットなんかは使ってないから高音域が多くなるというのであれば、モーツァルトに限ったことでもなさそうで、(でも高音域の代表ピッコロも使ってない)ではオーケストレーションによって倍音が増幅されているのか?とか謎は深まるばかり。

モーツァルトのリズムが脳細胞のリズムに近いという説もあり、この辺はまた別途・・・・。

とりあえず、読み中。↓
#でも、原題がPourquoi Mozart?なのに、どうして邦題は「モーツァルトを科学する」になってしまうの・・・後半は科学っぽいアプローチもしているものの、前半はモーツァルト信者の主観によるモーツアルト礼賛の印象が強く、「なぜモーツァルトか?」の方がふさわしい。この題の方が本が売れそうだから?  (MF)


「モーツァルトの音楽は、良き親のような存在だ」これはアルフレッド・トマティス博士(1920~2000)の言葉です。彼は、騒音がいかにストレスを引き起こし、集中力や思考力を低下させるかを初めて研究した人です。1970年までに彼が導き出した理論は、モーツァルトの音楽が脳に刺激を与えたり、身体の緊張をほぐしたり、心のバランスを整えるのに最適な聴覚要素を備えている、というものでした。

さらに、音楽は言語や語学習得などの高度な能力をつかさどる脳の働きを活性化し、右耳は言語能力をつかさどると同時に姿勢の矯正に役立ち、ストレスを軽減して感受性を豊かにするだけでなく、ストレスが軽減された精神状態をつくりだせる力があることも発見しました。

そして前回のブログにもあったように、1990年代初頭にカリフォルニア大学で行われた学生36人の「2台のピアノのためのソナタ」(K.448)の聴取実験により、音楽と空間把握能力には密接な関係があることが報告されてから、他の科学者達も様々な研究を行い、最近の研究ではラウシャーとショウの研究班が、就学前の子ども34人にピアノを使った訓練を行い、6ヶ月経ったときに、他のコンピューターの訓練を受けた子ども達20人や、他の刺激が与えられた24人の子ども達と比べてやはり空間的な思考力や時間的な思考力が劇的に向上したと報告されています。
これらの研究から多くの公立小学校がモーツァルトをBGMに導入した結果、生徒の集中力や成績が向上した事が報告されています。

さらに日本では和合治久博士がこの研究を進め、モーツァルトの音楽、とくにヴァイオリン曲とピアノ曲にはおよそ3500ヘルツ以上の高周波が豊富に含まれ、脳神経の中で脳幹部を刺激してエネルギーを与える為に、人間の健康を支えている脳神経系、ホルモン系、そして免疫系に大きな影響を及ぼすと述べています。そしてこの高周波は、胎児が母親の羊水の中で聴き入る音に近いと言われ、子どもの脳神経系の発達や精神的な安定を高める効果がある、としています。

すごいですねぇ・・・。確かに、大ホールで聴く演奏会では常に立体的なものを感じますが、前に一度、川崎のミューザ大ホールの3階席1番前のど真ん中で都響の演奏を聴いた時、オケ全体からオーロラのように立体映像が出ているような感じを受けた事があります。帰りには、頭と身体が軽くなり、まるでエステを受けたような心地よさがありました。だからといって、頭が良くなったかどうか分かりませんが・・。
また効果はずっと続くのではないので、そういう機会に触れることが多いほど良いのでしょう。子どもは特に吸収力が高く、聴いた音楽をしばらく反芻しています。その状態を壊さないように騒音から逃れることって難しい事ですが。(CP)

モーツァルト効果
今年はモーツァルト生誕250週年で、世界各国で様々な記念イベントやコンサートが
あるようです。というわけで(?)前から気になっていた「モーツァルトを聴くと頭が良くなるのか?」ということについて、すこしづつ調べてみようと思います。

事の発端は、1993年にアメリカの権威ある科学誌Natureに発表された、「音楽と空間認識能力(Music and spatial task performance)」という記事のようです。この説には反論も多く、決着はまだついていないようです。以下にその記事の内容を簡単にまとめてみました。


36人の大学生を被験者として、3セットの空間認識能力テストを行い、それぞれのタスクの前にそれぞれ10分ずつ
(1)モーツァルトの「二台のピアノのためのソナタK448」を聴かせた
(2)リラクゼーション(血圧を下げる)用のインストラクションテープを聴かせた
(3)静かに座らせた。
また、前後には脈拍の測定も行った。 すると、(1)のケースで最も成績が良かった。
ちなみに脈拍と成績の相関は無く、また、実験順序やテスト繰り返しによる成績の有意な変動も無かったらしい。

テストの内容は、パターン分析、数列、紙を折って切るなどの抽象論理や空間認識のテストで、
結果をSAS[standard age scores]分析したところ、3パターンの平均SAS得点は
(1)57.56
(2)54.61
(3)54.00 で、  IQ換算でそれぞれ119, 111, 110。

音楽の効果は一時的で、せいぜい15分しか持続しなかった。
・最大の効果を得るために音楽を聴く時間を長くする、
・量的認識力とか記憶力とかいった他の知的活動も同じように影響されるのか、
・他の曲、他の作曲家、他の音楽スタイルでも実験してみる
・音楽を専門とする人でも同じ効果があるのか(専門家は、職業柄音楽を聴いていろいろ考えたりしちゃうでしょうからね)
といったことを調べてみるとおもしろそうだ、という内容でした。

最初は、モーツァルトは偶然だったんですね。
ではなぜ「モーツァルト効果」になってしまったのでしょう・・・
また暇があるときに調べます(^^;) (MF)

123コンサート

第23回123コンサート



出張コンサート

•2015年3月20日 江東区 亀高保育園
•2015年5月23日 港区子育て施設 あい・ぽーと
◎保育園、幼稚園、児童館、高齢者施設、病院、各種施設等への出張コンサート承ります。お気軽にメールでご相談ください。

シュピーレンの会

  • Author:シュピーレンの会
  • シュピーレンの会は、大田区を中心に活動する音楽団体です。

    ♪赤ちゃんから高齢者まで、誰でも楽しんでいただけるよう、絵本の読み聞かせと生演奏を組み合わせた「音楽絵本」、リトミック、聴衆との対話形式など工夫を凝らした演奏活動をしています。出張演奏のご依頼も対応しています。 お問い合わせはこちら

    FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。